STT関節症
STT関節症とは?

手首の骨のうち、親指側にある舟状骨(しゅうじょうこつ:Scaphoid)、大菱形骨(だいりょうけいこつ:Trapezium)、小菱形骨(しょうしょうけいこつ:Trapezoid)の間での変形性関節症(軟骨の摩耗)です。
それぞれの骨の頭文字をとってSTT関節症といいます。
STT関節の形態には個人差があり、もともと負荷がかかりやすい形態をしていると加齢により徐々に進行します。
症状は?
強くつまむ/握る、手首を動かすなどの動作で、親指のつけ根から手首に痛みがでます。
痛みの部位、症状が母指CM関節症と似ており、鑑別が大切となります。
診断は?

レントゲンまたはCTで、STT関節の隙間が狭くなっていることで診断します。
右図では、STT関節の隙間がなくなっており、軟骨が摩耗していることを示しています。
治療は?
手関節の安静のため、サポーターやsplintによる固定を行います。
痛みが改善しない場合には、手術を考慮します。
STT関節症の手術

骨の一部を削る方法(関節形成術)と、関節を固定する方法(関節固定術)があります。
- (左)関節形成術:舟状骨の一部を切除してスペースを作り、骨と骨がぶつからないようにします。
- (右)関節固定術:隙間に骨を移植し、スクリューで関節を固定します。